松例祭の保存事業

重要無形民俗文化財「松例祭」の持続的な維持運営に御協力お願い致します

1400年以上の歴史を持つ羽黒修験道の行場・羽黒山では、古より修験者が春夏秋冬と年４回の 峰修行を行なってきました。 明治の世となり、神仏分離令などの影響により廃絶の危機に瀕しましたが、羽黒山麓の門前町「手向（とうげ）集落」の 妻帯修験者や村人たちによって今へと受け継がれてきました。
なかでも冬峰は、手向の妻帯修験者である二人の松聖が、 9月24日から興屋聖に納められた五穀に稲霊の憑依を祈る百日行です。満願の日となる大晦日には、手向集落の若者衆全員が位上方と先途方に分かれ、松聖の験力を試すさまざまな祭事を行われます。
平成26年にはこの「松例祭」が国の重要無形民俗文化財に指定されています。

しかし近年、祭事行事の中心になり奉仕している若者衆の後継者難、加えて手向地区にもみられる少子化の波など、現状の維持は元より、次世代に続けていく事の困難さが浮き彫りになっています。
また祭りに使用される綱や諸祭具には毎年多くの資金が必要とされる中で、その持続的な運営が難しくなっているのが現状です。

皆様からのご厚意は松例祭の保存伝承を目的に立ち上げられた松例祭保存会の活動資金として使用し有効的に活用して参りたいと存じますのでどうぞ御協力お願い致します。